1958年10月16日〜22日　ケージとチュードアのヨーロッパ・ツアー中、イギリスでギータの義姉マノラマ・サラバイの家に泊めてもらう。

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小咄：

1958年9月にダルムシュタット現代音楽夏期講習でのちに語り継がれるようになるスキャンダルを引き起こしたチュードアとケージは、その後も六週間ほどヨーロッパにとどまり、あちこちをツアーしてまわる。10月16日から22日にかけてロンドンに滞在した折には、ちょうど夫の仕事の都合でその街に当時住んでいたギータの義姉マノラマの家に泊めてもらう。その際、マノラマとチュードアが意気投合したことによって、ケージとギータの周囲でもニューヨークとサラバイ家間の交流が活発になっていく。とりわけマノラマが料理を得意とし、チュードアがインド料理に目がなかったことがやりとりに拍車をかけた。初めての出会いから3年後の1961年11月にもチュードアはロンドンにコンサートのため立ち寄り、今度は一人でマノラマの家に泊まる。数日後、ニューヨークにいるチュードアの当時のパートナーである詩人のM.C.リチャーズは、次のような報告を受け取る：「マニとロンドンで数日一緒に過ごした。彼女は年を追うごとにますます素敵になっていく」。

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